ちょっとした感想   

05/11/29

   本日のNHKの『クローズアップ現代』。子供の食生活が危ういらしい。運動能力の低下、小児の生活習慣病など、好きな物しか食べない食生活と大いに関係しているらしい。
   しかし、これは子供の責任とはいえない。子供は親の食べるものならたいてい食べる。ということは親がきちんとした食生活をしていないという事になる。もう一つはのべつ食べ物が口に入っている子供達。空腹と満腹のメリハリのないところで、いくら食べる物が大切だと言っても実感がわかないだろう。これも幼い子供の食物や生活時間の管理ができていない家庭の問題が大きい。
   番組では四国の小学校で給食の食材を子供達に作らせる(世話をさせる)実践が取り上げられていた。食事を作るという事でもそうだが、自分で作ったものは子供達もよく食べる。ここの学校では給食をほとんど残さなくなったそうだ。
   苦労して食物を育て、それを工夫して調理して食べるという食生活の流れをまず体験させる事が、食育の基本ではないだろうか。

05/11/26

   サッカーJ1清水エスパルスの澤登正朗選手が引退した。エスパルス一筋14年の選手生活、ものすごく上手いしカンの良い選手だが、カッとして墓穴を掘ることも多かった。しかし「ノボリ」と呼ばれチームメートからもサポーターからも何かやってくれる期待を抱かせる選手だった。「輝いているうちにやめたい」という引退コメントはいかにも彼らしい。
   一方、大相撲では琴の若が引退した。怪我さえなければどこまで強くなったか分からないお相撲さんだったが、怪我さえも友達にして波はありながらも幕内にとどまり続けてきた。佐渡が嶽親方の定年までと頑張ってきた現役生活だった。
   お疲れさまと労いたい。さらに、今後それぞれその世界で次の世代を育てていくのだろう新しい門出を祝いたい。

05/11/25

   最近ウイルスメールが多い。ウイルスバスターが赫々たる戦果を伝えてくるために度々他の仕事が中断させられる。ウイルスを仕込む事にメリットがなくなる状況というものはどうすればできるのだろうか。結局法律を整備する以外に方法はないのだろうか。
   迷惑メールもそうだが、人に節操が無くなっている事が何とも情けなく思える。

05/11/23

   なんとも情けのない事件について。建築設計士が構造計算のインチキをやって耐震強度を偽造した。一つの仕事のプロが、それも駆け出しとは言えない年齢になって、譲れない部分で突っ張りきる事よりも数値の偽造で迎合してしまった。
   本来どんな仕事にもプロとして譲れない部分がありそれが仕事をする上でのプライドになっているはずだ。効率だけ、数字だけを求めその背後のこの仕事の結果を享受する人を忘れては仕事をしたという事にはならないはずだ。

05/11/22

   昨日の続きをもう少し。
   インターネットの世界を特殊なものとする見方がまだまだ多い。しかし、人の集まる場所と言う意味では一つの町である。生身の身体で顔を合わせるわけではないがキーボードの向うには生身の人間の感情がある。感情がヒトという動物の特性であるならばインターネットを通した社会でも行動のルールにさほど変わりはない。
   良い人も居ればそうでない人も居る。自分の主張を声高に叫ぶ人も居れば、人と人との中を取り持とうとする人、一つのグループを取り仕切る人、商売をしようという人も居る。良い悪いではなくインターネットという場に何を求めるかの差だろう。もちろん人を利用しよう、陥れようとする人もあるだろうが、それすら現実社会と違うわけではない。結局我々がどういう形で人付き合いをするかの1つの形でしかない。

05/11/21

   さる会員制のBBSでハンドルネームの是非がかなり大真面目に取り上げられていた。かなり年齢層の高い集団なのだが、「なぜ堂々と名乗らないのか」というのが主だった意見のようだ。実在性をつかみかねると言う意味合いもあるらしいのだが…。
   しかしキーボードの向うには何と名乗ろうとその文章を書いた人間が存在する。文は人なりとは古来から言われている事ではないだろうか。
   私としては身分証明書を見せ合ったわけでもなく、実際に会った訳でもないのに、日本人らしい名前を名乗ればその人の実在が信じられると言う方が気にかかる。
   人生の大先輩方の中にこの意見を引っさげて切り込むのも気が重いのでひっそりとこちらで書いてみた。

05/11/20

   昨日の午後から蒼が行方不明なった。最近庭で遊ぶのが好きになり、走り回ってはいるが、それより遠くにはあまり行っていないようだった。茶々を相手にマウンティングをして恋の練習もしていたので、いよいよデビュー戦かと思い、夕べはケガをしていなければ良いがと心配したが、ついに帰って来なかった。夕べと今日の夕方、私が歴代の家の猫のテリトリーを回り、今日の午前中はTANUKIが同じく廻って道で潰れていない事だけは確認していた。
   今日の夕方になっても蒼は戻らずさすがにお腹が減ったろうと心配していた。
   夜になって呼んだ時に「ニャン」と外から返事があるようだが影が見えないと思って物置を見に行ったら箱からゴソゴソと飛び出して奥へ引きこもってしまった。「ご飯だよ」と夕方呼んだ時にも確かに外から返事はあった気がしたのだがやはり居たのだった。
   これで外に飛び出されても困るので、今晩はここへご飯を置いて明日の朝扉を開けてやる事にする。
   しかし、夕べも夜中に茶々の「蒼!あぉぉ!」の呼び出し攻撃に1時間おきにさらされて寝不足なのだが、今日もやる気なのだろうか…。その代わり布団から手を出してじゃらしていたら、頭をこすり付けてきた。

05/11/18

   急に寒くなっていささか体調悪化。もう一踏ん張りができない。ここで無理をすると再起までの長いトンネルをくぐる事になるので、空けた時間で気楽な本など眺めて充電中。今回は体力よりも気力がドカンと落ちているので、復活までにちょっと時間が掛かるかもしれない。せっかく母のお鎮まりが掛かったので、今のうちにやってしまいたい用事は多々あるのだが…。

05/11/14

   今朝の毎日新聞『教育の森』から。学校内での事故について。
   窓ガラス等に飛び込む事故(出血多量で死亡)、サッカーゴールの転倒(頭を挟まれて死亡)、防火シャッターの誤作動によるはさまれ事故(死亡・重症)、03年度の死亡事故は計50件に上るそうだ。通学途中のものが1/3位だがそれ以外のものも多い。
   確かに不可避の事故もあるだろうし、明らかな周りの大人の過失もあるだろう。しかし、動物の子供と言うものはもともと不注意なものだ。ほとんどの野生動物は子供時代に捕食されたり、栄養不良・病気、事故などで淘汰されて適正な個体数になる。人間もその動物の一端にあるわけで、周りの大人が注意深く保護すると共に、危険に対処する行動パターンを教え込む義務がある。危険な物のある所には近づかない、危険なものを扱う時には注意深くする、建物の中で走り回らないなどという事はそれこそ耳にタコができるほど言われたものだ。さらに第六感とも言うべき「こんな時は危ないのではないか」と言う予見能力も学ばなければならない。
   大人がすべき事はただ子供を危険から保護する事ではない。いずれ大人になる子供達に危機管理能力をつける事こそが大切になはずだ。

05/11/13

   本日は神社で女性部(婦人会)主催の七五三のお祝い。写真を頼まれていたのでお祓いの終わる頃を見計らって出かけた。知らなかったのだがジュンちゃんが役員をしていて神社でバッタリ。それなら写真はマーミに頼めば良かったと思ったのだが、彼は本日は藤守のお年忌に出かけたようだ。
   小学生の大きい子は良いのだが、おちびさん達は着飾ったままチョロチョロとじっとしていてくれない。拝殿の階段に並ばせて、参道にカメラを持った全員を呼び寄せて、とりあえず頼まれていたので一番正面に入らせてもらって何枚か写してきた。
   今見てみたら全員がこちらを向いているのは1枚もない。今日来た子供達皆に配ると言うのでなるべく大勢が良い顔をしているのを選んで良しにしてもらいたい。
   女性部の役員さんは、神前のお供え物の準備やら、拝殿の上げてある畳を敷くやら、色々と大変そうだった。

05/11/12

   11/15がT家のお祖母さんの祥月命日に当たるので八王子まで墓参りに行った。今年は秋のお彼岸にもお参りできなかったので久しぶり。ただ、昨夜ネットで交通情報を調べたら御殿場・沼津間が夜8時から全面通行止めになると言うので早めに動かなければならなくなった。
   朝は5時前に茶々が起こしてくれた。ニャー!ニャー!と声を張り上げて部屋を走り回ってしばらく手元でじゃれていた。もう少しぼ〜っとしていたら布団の中にもぐりこんで寝ていたか、臭いをつけて行ったか…。掛け布団の上で寝ていたクロンが、「うるさいなぁ…」と起きだし、枕元で丸まっていたみゆが「何事!」っと臨戦態勢をとり、諦めて私も起きだした。
   とりあえず洗濯機を回して目を覚ましながら朝のコーヒー。7時出発。
   8時過ぎに足柄SAで一休み。時々雨がパラパラと落ちるが、空は部分的に青空が見えている。9:10厚木IC。いつもは渋滞して先が見えないR129も驚くほどスムーズに流れている。10:15、八王子霊園に到着。花と線香を買ってお墓へ。
   けっこう冷えている。「息が見える」とTANUKIがやって見せる。お参りを済ませても線香が尽きるまでに時間が掛かるので霊園内の親戚のお墓にもお参りに行く。こちらは持参のお線香だけお供え。こちらの方が日当たりが良くて暖かい。家のお墓に戻ってお線香の灰を片付けてから、今日はTOPPOさんのお母さんのお見舞いに。
   カーナビに住所を入力して出発。来た道を戻ってR16と合流する地点からR16を横浜方面へ。意外と道がスムーズに流れる。ちょうど昼時、駐車場がそこそこあるラーメン屋でお昼。TANUKIはラーメンとチャーハンに餃子の付いたセット。デンプン山盛りのようだが、チャーハンは子供のお茶碗サイズなのでそれほどの量ではないしTANUKI自身はダイエットをしているつもり。私は野菜を食べようとちゃんぽんにこの店の名物らしい餃子。ちょっと食べ過ぎ。
   ラーメン屋で長居をするわけにもいかず、道路もスムーズで予定よりかなり早くTOPPOさんのお母さんがお住まいの施設に到着。気を使わせて疲れさせるよりもと駐車場でTOPPOさんとお父さんの到着を待つ事にする。
   お母さんは話に聞いていたよりもお元気そうで顔色も良かったが、動くのが辛そうで食もすっかり細くなってしまわれていた。お父さんが心配をして柿をむいたりお芋をふかしたり、お饅頭やバナナやと食べられそうなものをたくさん用意され、TOPPOさんが一口ずつお母さんに食べさせて、その間に少しお話もできた。
   夕方4時頃これから買い物に行くと言うTOPPOさん父子と共に失礼して、こちらは帰路へ。R16から東名横浜ICへ。東名へ向かう道だけはスムーズに動き、東名そのものも空いていた。5時過ぎに海老名SAで一休み、6時半頃に富士川SAでも一休み、朝が早かったので薄暗い道を走っていると猛烈に眠くなってくる。帰って食事のしたくも億劫なので日本坂PAでお夕飯。TANUKIはかき揚げ丼、私はフライ定食に美味しいと話に聞いたコロッケまで付けてしまった。ご飯はほとんど入らなかったが…。ここまで来れば焼津ICはすぐそば。買い物をして給油もして、家に着いたのが8時過ぎ。充実の1日だったが眠かった…。

05/11/10

   季節の移っていくのが早く感じられるようになった。一説によると年を取るにつれて時間の流れが速くなるらしい。
   それはともかく、夏の終りから来年の手帳が売られ暦やカレンダーが陳列され、今はもう本屋さんの正面は年賀状製作用のCDから家計簿へと入れ替わっていた。
   季節感というものは先取りをすれば良いというものでもない。あまり早すぎるというのも間がぬけるものである。

05/11/5

   毎年某ネコ缶メーカーのカレンダーをもらうのを楽しみにしていた。昔は製品のバーコードを送れば良かったのだが、送料負担となり、今回はバーコードの他に\800を払うことになった。
   いまや\100均ショップでもしっかりしたサイズのカレンダーを売っている。パソコン経由でダウンロードする道もある。申込用紙はもらってきたが思案中である。

05/11/4

   今晩は自治会のごみ減量説明会。毎年1回、市の環境衛生課から説明に来る。
   焼津市は焼却灰などの埋立地は他県頼み、焼却場も稼動限度一杯という事でかなり力を入れてごみ減量に取り組んでいる。
   とりあえずはゴミのほぼ40%を占める生ゴミを減らす工夫として、なるべく水を切って、できれば生ゴミ処理器を使って、とキャンペーン中だ。処理器というところが味噌で、発泡スチロールの箱の蓋に空気抜きと虫除けを兼ねたネットを張って中におがくずと腐葉土とおからを混ぜて、その中に生ゴミを入れて微生物の力で分解させる。電気も要らないし、コンポストと違って庭がなくてもできる。ただし雨に降りこまれたりして湿気が多くなると好気性菌ではなく嫌気性菌が勢力を増して腐敗してしまう。この点に気をつければきれいに分解してくれ、立派な堆肥が出来上がる。実は、家の場合はコンポストのほうが使いやすく、この上微生物を飼うつもりはないのだが…。
   次に多いのが紙で、できるだけ資源ごみで出して欲しいと言いつつ、紙コップなどコーテングされたものや写真・裏カーボン紙・感熱紙など化学処理されたものも困ると言う。困るという物は要するに燃えるごみに出す事になるのだが、仕分けしづらい物が多い気がする。
   容器・包装プラスチックの分別収集で普通の燃えるごみは少しは減って効果があっるようだが、このプラスチックゴミ、まとめられた後ははるばる県外に運ばれて製鉄所で熱分解処理される。その結果できた炭化水素油はプラスチック原料となり、コークスは鉄鉱石の還元剤に、コークス炉ガスは発電用の燃料として利用されるそうだ。
   ただ、法律の趣旨から同じプラスチック素性のガラクタや紐類などは燃えるごみになり、釈然としないものがある。
   こんなわけで1時間少々の説明会、資料とトイレットペーパー1個を参加賞に頂いて帰ってきた。しかし紙ごみを減らそうと言うのなら、この資料のプリント(A46枚)は打ち出さないでOHPで見せてくれるだけで充分だったと思うのだが…。

05/11/2

   朝刊を読んでいて今日はこの記事に突っ込みを入れようと2・3は候補を挙げるのだが、最近ホームページを更新する夜まで覚えていられたためしがない。これはボケの始まりではないかと少々心配にはなるものの、忘れたしまったものは仕方がない。
   で、本日はネコ話。今日はまさに小春日和の良い天気だった。みゆがさっさと外に行き、クロンも暖かくなってきた10時前には出勤。その周りでウロウロしていた蒼に「じいちゃんが呼んだら帰って来るんだよ」と言い聞かせて外に出してみた。昼過ぎに昼寝から目覚めた茶々が「あぉ〜、あぉ〜」と呼びながら家の中を探していたので、「蒼は外へ遊びに行ったから、茶々も首輪をして外に行ってごらん」と首輪を持って追っかけまわしてみたが、目を三角にして逃げ回り、隅っこからシャーー!と威嚇する。結局お互いに諦めて茶々の首輪は又できなかったし、茶々は不貞寝をしてしまった…。
   蒼の方は呼ばれる前に3時頃クロンにくっついて無事に家に入ってきた。運動して満足してよく食べ、よく寝ている。今のところは…。

05/11/1

   本日はお仕事ではないが民児協のメンバーに誘われて歴史・文化フォーラムへ行った。テーマは『文化って何?』講師は共にNHK出身の山本肇氏と宮崎緑氏。まず山本氏の『日本文化へのまなざし』・宮崎氏の『地球市民のこころ』のタイトルでのミニ講演会の後で焼津市文化会館館長の見崎勉氏を交えてパネルディスカッションが行われた。
   現在は静岡グランシップの館長をされている山本氏は、日本文化、特に米を中心とした暮らしの中の地域文化について話され、それを大切にしていきたいと述べられた。
   宮崎氏は現在、奄美の田中一村記念美術館長をされていることから奄美の文化にはまっているそうで、沖縄でもなく、本土でもない奄美独特のポジションの中で1つの島ごと、さらに村ごとのバリエーションの中でそれが一体となって奄美独特の文化が作られているという。戦後一時標準語教育が地域文化を駆逐してしまったが、現在老人から幼児へとまた島の文化が受け継がれつつあるそうだ。
   パネルディスカッションというにはとりとめがなかったのだが、山本氏は文化とは生活に根ざす様式を大切にする事とされ、宮崎氏は心を絵や音楽などの形に変えて伝えそして感じ取るものだとされた。

10月    12月