ちょっとした感想   

06/6/29

   主任児童委員のお仲間に書の先生がいるのだが、今週は焼津公民館で焼津市書道協会・会員展があると先日の主任児童委員部会でご招待のハガキを頂いたので見に行った。
   まったく知らない世界だが、字が書いてあるはずなのにほとんど読めないのがショックだった。漢詩が多いのだが文字の配置や書き方がそれぞれに違い、何となく書いた方の性格が出ているようで面白かった。少しは拾い読みができるのは和歌などが書かれたかな文字なのだが、細い柔らかな曲線の中にしっかりとしたものが通っているようで難しいものだと思った。
   誘って下さった方の作品は、李白の詩だそうだが、横長の紙にかっちりと存在感のある文字が書かれていて、ご本人のシャキシャキとした性格が表れているような気がした。

06/6/23

   日本のW杯が終わった。今回はマスコミがはしゃぐほどにはしゃぐ気にはならなかったが、それでももう少し戦えるかなと思っていた。4年前、地元の利・若さが体力・気力を最後まで持たせたのかもしれないが、今回のそれは3試合とも目を覆うようだった。
   この4年間で多くの選手が海外のリーグに参戦した。ジーコ大学院としては個々の選手がそこで身に付けたものを出しあってチームとしての調和を取ってほしいという事だったのだろうが、フルタイムで出場するほどの選手が居なかった事が選手達の持久力をそいだのかもしれない。それでもあのブラジルから先制点を取った事はたいしたものだし、決して気後れを感じていたわけではないと思う。
   次は4年後のW杯に出場する目標をクリアする事、そのためには若手の体力をつける事、ゴールに対して強い執着心を持つ選手を育てる事、新しい才能を開花させる事、見果てぬ夢と目標を持ちながらJリーグを楽しみたい。   

06/6/19

   しばらくぶりの晴れ。布団を干して、たっぷりと洗濯物を片付けて。晴れた空に干すのは気持ちが良い。
   もともと宵っ張りなのだが、W杯のおかげで寝不足。パソコンのテレビを点けて見甲斐がないと仕事に切り替えているので、時間の割に見ていたのは短いかもしれない。日本戦以外は面白かったと聞けば翌日の再放送でも良いので。今回の日本チームには練習試合以来あまり期待はしていなかったのだが、プロ選手で作っているチームなのだから、せめて見ていて楽しい試合にしてほしい。最後はブラジル戦。悔いのない戦いをしてほしい。

06/6/17

   午後から音楽会を2つハシゴ。「オンガクって、音が楽しく心地良いか、音がうるさくて苦しいかだよ」と大雑把な仕分けをして姪っ子に笑われる私としてはめったに無い事なのだが。
   1つはリンクして頂いている季節の小箱さんの『父の日アコースティックライブ』。静岡松坂屋前で4グループの3番目。父の日コンサートということでお父さんに捧げる歌、お母さんに捧げる歌(タイトルを忘れてゴメンナサイ)など6曲ほど。優しい歌が多い。
   残念ながら後があるので他の方のは聞けなかったが、一息入れてから主任児童委員の相棒さんとそのお仲間のピアノコンサートへ。彼女の本業はピアノの先生なのだが、同じ先生に付いたお弟子さん達でもう20年も続いているコンサートだそうだ。今回はそれぞれの好きな曲という事で『ラヴェル』『ファリャ』『リスト』『ホルスト』『ラフマニノフ』『シューベルト』『ドビュッシー』の曲がソロ・2台のピアノによる合奏?、2台4人での連弾などで演奏された。
   音楽的にはよく分からないのだが、かなりスピードのある曲が多い割りにゆったりとした時間を感じることが出来た。

06/6/15

   昨日学校へ出かける用事があったので、3月末に新装なった東海道線を越す地下道を歩いた。歩道からそのまま続いているので通学路がずいぶん安全になったし、歩道もない狭い道を踏み切りを渡って行くよりもだいぶ近くなった。自転車も通れるのだが子供以外の歩行者はあまりないようで、安全装置の工夫も凝らしているし、地下道の中で道路を渡れる設計になっているので、1本道の危険がない分、死角がたくさんあるような気がした。
   今学期に入ってから市内で不審者情報はないので、交通事故の危険が減っただけ良いだろう。

06/6/9

   しばらくぶりで耳鼻科に行った。新学期の健康診断の後のせいか幼い子ども達で混みあっていた。何せ電話予約で1時間半待ち、それまでに行けば良いのでそれはそれで助かるのだが、そこからまた30分待ち。今回は頭を洗った後で耳の中がうっとうしいので、耳垢でもこびりついているのだろうと思ったのだが、見事に長い毛1本が引き抜かれた。これが鼓膜に当っていたそうで、耳の中そのものは何事もなかったようだ。この間数分。

06/6/3

   子供が生まれるにはもう1つのリスクが待っている事を今日の新聞で知った。産婦人科の医師が減っているそうだ。生まれるのも死ぬのも他の予定を待ってなどくれない。医師というものはほとんどがそういう条件の中で仕事をしているわけだが、無事に生まれて当たり前の産科はその中でも条件が厳しいらしい。
   しかし、無事に生まれて当たり前ならば、何も医師が立ち会うこともなく、助産師さんが居ればどこででも生むことができるはずだ。リスクが懸念される時だけ病院や医師が加わるという本来の形に戻れば、あまり大騒ぎをすべき問題でもないような気がするが、病院出産が当たり前の昨今、きっと開業している助産師さんも少なくなっている事だろう。

06/6/2

   去年も私は少子化について6月に書いていた。ちょうどデーターが発表されるからだろう。
   とにかく少子化はまた1歩進んだようだが、有識者と呼ばれる人々は育児手当や保育所の拡充くらいしか思いつかないらしい。しかし、本当に少子化を憂うなら若い家族の生活のあり方を考えなければならない。父親適齢期は過労死が出るほどのハードワークかフリーターで充分な生活費が得られずにプロポーズをする自信が持てない、母親適齢期はやはりハードワークに押し流されて出産の予定が取れないか良い男が見つからずに結婚しない。しかも、外国人や混血児・婚外子を極端に冷遇する国は子供にとっても良い環境とはとても言えない。

06/6/1

   道路交通法の改正で幹線道路や繁華街の駐車違反がうるさくなった。
   確かに安全の面からは当然の措置だが、経済面ではどうだろうか。商品の搬入・搬出は結局店の前で行なうのが無理が無く、そのために人員を増やせばそれだけの人件費が商品に上乗せされる。雇用促進の面では良いだろうが、好景気はどこの話だと思っている私のような人々の暮らしにとっては厳しいものがある。また、この店のこの商品だけを買いたいというお客さん、都市部ではともかく、公共交通機関もろくに無くなった地方都市では町へ来るまでのアクセスが無い人々の足が遠ざかり、より首を絞められる事になるのではないだろうか。
   最近、駐車料金が必要な町の中心部にはあまり行かなくなった。無料の大型駐車場がある大型スーパーやスーパーを中心とした商店のかたまりで充分に必要な物は手に入るし、商店街が無個性になり歩いていてあまり面白くない事もある。
   商店街という町の活性化と安全の両面を見て当事者はどんな次の1手を出してくるだろうか。

5月    7月