ちょっとした感想 

 

01/12/31

   新しい世紀の始めの年も暮れようとしています。
   世界にとっても、日本にとっても、私本人にとっても輝かしい年とは言えませんでした。
   でも、個人的には、昨年のインターネット接続に次いで、今年はホームページを開設し、多くの新しい知り合いができました。また、直接知り合えなかったけれど、このページを見てくださった方もあったと思います。
   現実のご町内では、家庭を持っていない若い人達と接触する機会はほとんど無いのですが、インターネットの世界では幅広い年代の、色々な生活をしている方達と知り合いになれ、とても楽しかったです。
   知らない世界へ初めてやって来たので、未熟な点も多々お見せしましたが、今年は色々とありがとうございました。来年もまた、よろしくお願い致します。

01/12/29

   年賀状を書く季節である。例年、手書きが良いの、子供の写真はうれしくないのと新聞の投書などでかしましい。
   しかし、年賀状は出す人の趣味と人生観を表せばそれで良いのではないか。
   ちなみに私はワープロを手に入れた時からワープロ書きである。思い切り悪筆で、内容よりも相手が読めるかどうかが気になる字だから、特に年賀状のように大量のハガキが出回っている時は読める事が優先になる。最近は裏も全部ワープロだが、実はベースの部分は同じでも、1人ずつ違う事を書いている。
   普通にハガキを出す時は、DMと間違えられないように宛名は自筆で書く事が多い。しかし中身はワープロ打ちで、絵葉書などはかなり気を使う。私にとってはワープロはボールペンと何ら変わりがない筆記用具である。
   子供の写真も「他所の子の成長記録を見ても」と言う人もあるし、子供が欲しいのにまだ居ない人には、出す方も気を使う人が居るかもしれない。しかし、これも相手と自分との関係の取り方で、家も子供は出来なかったが、他所の子の生長は楽しく見てきた。
   結局は自分の形の中で、年頭の挨拶を通して、相手を思いやる心をどれだけ表せるかという事ではないだろうか。   

01/12/28

   毎日新聞(01/12/24朝刊)によると、11/19〜20に東京農業大学で創立110周年記念世界学生環境・農業サミットが開催されたそうだ。
   9ヶ国13名の学生が招待され、留学生、日本人学生合わせて13ヶ国、3000人が、『食糧生産と環境』『食の安全性』の2つのテーマについて討議したそうである。
   農大の学歌に♪科学の力に 自然を服し♪と言う一節があるが、20世紀までの乱開発で土壌の劣化や洪水等、自然の逆襲を受け始めている。一方食料の偏在が飢えと飽食という相反する不幸をもたらしている。21世紀の農業は狭く商品価値のある物を生産する事業だけでなく、環境の保全や人々の健康にまで関る大事業になってしまった。若い農学徒達の熱意と努力を応援していきたい。

01/12/27

   違う事も書きたいのだが、狂牛病でここまで来たからには続報。
   農水大臣が「感染源の特定がそんなに大事な事か?」とどこかで発言したらしい。毎日新聞では失言だとごく小規模に取り上げていた。
   私が思うに、感染源がつかめれば、被害の広がり具合を知り、対策を考えるのに有効な情報になると思う。また、不安に思っている全国の牛の生産者、飼育者、食肉業者、飼料業者のグレーゾーンから外れた部分について、安全性の確認になるはずである。これで、クロからグレー部分だけの対策を立てれば良くなるのであって、全力を狭い部分に集中できる。
   不景気の中で、消費者の財布の紐もしまっている。医療費も不安となれば、危険な物にあえて手を出さない。食品売り場には選択に困るほどの食品が並んでいるのだから。しかし、それらの食品が安全だという保障も、またないのだが…。

01/12/26

   狂牛病問題で農水省は大臣ではなく担当者の首を取ったようである。
   狂牛病にしても、浜岡の原発事故にしても、データーは目の前にあった事が分ってきた。問題はその情報を読み取れなかった『人』にある。
   いくら立派な機器を取り付けても、あるいは機構を作っても、活用できなければ役に立たない。今までデーターに目を向けていた担当者達は、役所や会社の体面を考えたり、短期的な利害が頭にちらついたりしていたようだが、それがよりいっそう状況を悪化させる。これは雪印乳業の食中毒事件あたりから顕著になった。
   情報を公開するだけでなく、情報を広く募り、幅広い目で状況を把握し、対応する事がさまざまな組織に求められている。

01/12/25

   今朝の新聞折込で、中部電力から浜岡原発の事故調査報告が入っていた。
   情報公開こそ一番必要な事だと力説していた私にとってはうれしい展開だ。
   事故は起こらないに限るが、起こる物でもある。今回もまだ調査の途中であるが、何が起こりどんな対策がなされたかは、これからも積極的に広報活動を行って欲しい。

01/12/22

   普段、右手の中指を意識する事はあまりない。ところが、怪我をして分ったが、使えないとえらく不便である。
   ちょうど最悪の時に美容院に行き「中指が使えないと力が入らないだろう」と親方に同情された。鋏を持つのは人差し指だが、切るための力は中指で入れるそうだ。
   キーボードを打つのも中指がないとやりにくい。ほとんど雨だれ打ちだが、中指の外側の痛めている所で何度叩いて飛び上がったことか。
   ようやく傷らしくなくなったので、バンソウコウで止めたら、第1関節が動かないと箸が持てない。今までは包帯の厚みで誤魔化していたようだった。
   ほんの数日使えなかっただけだが、日頃の中指さんに感謝する機会となった。

01/12/21

   『ほぼ日刊イトイ新聞』のガンジーさんが永眠されたそうだ。
   このガンジーさんというハンドルネームの通り、すでに癌と付き合ってしばらくたってからのホームページデビューであったそうだし、私が読み出したのはそれよりもまた後、ガンジーさんがお医者さんに宣告された余命を乗り越えた後の事だった。
   文字という媒体は本人の顔を直接見せてくれる訳ではないので、今回の入院も、寒さの入り口での体調管理と思っていた。それほどパワフルでお元気そうな文面だった。
   ガンジーさんの書き方を見て、私は『我が家&和賀家』の書き方の参考にさせてもらった。知っている人には個人が特定でき、知らない人にもキャラクターが分るような人物の書き方、ホームページという広く開かれた社会の中での私事を書くための行動様式のような気がする。
   誰にもいつか来るこの世からの旅立ちだから、ご冥福をお祈りいたします。そしてガンジーさんのご家族の皆様にお悔やみ申します。

   『ほぼ日刊イトイ新聞』に糸井さんの追悼が載っていた。それぞれの気持ちと思いを込めて、さようなら。

01/12/20

   師走。大掃除の季節でもある。
   この時期だけでもないのだが、ゴミを眺めて悩む事がある。
   たとえば、食べ残したドレッシング。入れ物の瓶は中身を洗って資源ごみの日に出すのだが、その中身は、水に流すか、ビニール袋などに流し込んで燃えるごみか、庭のコンポストか。水を汚すか、燃やす事で空気を汚すか。土にあけたとして、はたしてこれを処理してくれるだけの細菌君は居るのだろうか…。
   食品はまだ良いのだが、使い切れなかった薬品や合わなかった化粧品等、悩みありのゴミを片付けなければならない季節である。

01/12/19

   鍼の先生の所で待たされている間にサッカーの雑誌を読んだ。
   日本選手の海外進出が著しいが、ファンも選手も考え方が甘いのではないかという記事があった。
   ブラジル等の若手選手でも、トップチームではなく、まず自分の実力が発揮できるチームを目指す。そこで活躍をすることによって、上のチームへと上がっていく。日本選手はトップチームを目指して出て行くが、あまり使われずに帰ってきてしまう。技術的には優れた選手もいるが、実力に見合った所でまず出場する事を目指すべきではないかという趣旨だった。
   野球もサッカーも海外で腕試しをしたい選手が多く出て来ている。是非、まずは自分が1軍で活躍できるチームを選んで出て行って欲しい。

01/12/18

   ようやく念願のデジカメを手に入れた。
   色々聞き合せてみると基板はほとんど同じメーカーだから、カメラは使いやすければ良いとの事。それならばとオリンパスに決めた。子どもの頃、家にあったのがオリンパスのハーフサイズ。36枚撮りで72枚撮れるバカチョンカメラ。枚数が取れるのでけっこう私のおもちゃになっていた。その後、父が買ったのもオリンパス。さらに、TANUKI愛用の一眼レフを私が使うのに危機感を持ってプレゼントしてくれたカメラもオリンパス。
   カメラとしての機能は、だから何となく分るのだが、デジタル部分の操作が???の連続。ともかく写す、チェックする、消すの作業を教わって練習。
   そして、パソコンとの連動。ただ繋げば良い訳ではなく、スタートソフトを取り込まなければならない。幸いCDをもらってきたのでここまでクリア。ところが、マイドキュメントの中の写真取り込みのフォルダーは、ホームページ用の画像で別利用してゴチャゴチャになっていた。その時点でもっといじってしまったらしく、素直に繋がらない。仕方なく新しいフォルダーを作ったが、パソコンに入っている写真整理ソフトの機嫌が悪い。しかも、スキャナーで取り込んだ写真はそちらのオマケソフトで加工しているので、パソコンの中だけでなく、頭の中も整合性が無い。
   でも、そのうちにちゃんとDORAおばさんのギャラリーを作りますからね。気長に待っていてくださいね。

01/12/17

   農水省もやった。資料隠し。狂牛病の調査も立派なものを外部で作ってもらっていたようだ。
   日本の役人の情報収集能力は高いようだ。問題が起こって捜すと、かなり初期の段階で、立派な資料を用意している。しかし、その利用法はお粗末としかいえない。リスクを回避するために調査をしたのではなかったのか。それをしまい込んで、ドカンとリスクに見舞われてオタオタしているようでは困る。何故、調査資料からリスク回避の研究をしないのか。そのための調査研究ではなかったのか。
   今回の資料は畜産農家だけでなく飼料生産会社にも訴訟の道を開いたかもしれない。彼らには情報を知れば危機回避の道があったのだから。もっとも、その時点で彼らもこれほどの混乱が起こるとは考えなかったかもしれないが。

01/12/14

   昨日の毎日新聞だったと思うが、今年、遺伝子組み替え大豆の栽培実験を有志の農家が行ったそうである。
   花粉が飛ばないように播種から花が付くまで、途中の農薬に対する耐性を見るのが目的であったようだ。その時点で青刈りすき込みをしてしまったらしい。
   ここまでの結果として、対応して開発された除草剤に対して、みごとに雑草だけが枯れ、回数も1回のみで済み、労働対効果の面では良好な結果を得られたようである。
   知らないままでは賛成も反対も出来ないので、実験をした農家があった事は良い事である。しかし、消費者が知りたい情報はこの先にある。大豆は主に枝豆として若い種を食べるか、豆として1度乾燥させ、煮豆、豆腐、味噌やしょうゅ、油等の加工原料となる。消費者が知りたいのは、そういう形で口に入る時に安全だろうかという事である。日本人が毎日口にするものだけに、農薬の残留状況、アレルギー物質の有無等が知りたいのである。
   また、枝豆は各地の農家で夏に作られている。自然界に対して、この生物が安全かどうかも考えなくてはならない。
   きちんと検証する事が必要である。

01/12/13

   発泡酒の酒税引き上げが2転3転しながら立ち消えになるらしい。しかし本来、収入が無ければ支出を切り詰めるのが正道である。どこからか持って来れば良い時期はとっくに過ぎている。だからこその財政再建、構造改革ではなかったのか。
   倒産、リストラなどで職がある人でさえ不安な中で、医療費負担の引き上げ、年金支給年齢の引き上げ、預金金利は上がらない、その上増税では、今金銭に余裕のある人でさえ、使うのを手控えるのは目に見えている。
   高い給料を払っているのに政治家も官僚も国民のために知恵を絞る気持ちがあるのだろうか。

01/12/11 

   江戸屋猫八さんが亡くなった。享年80歳。
   子供の頃、家のテレビで良く寄席を見ていた。それより前『お笑い3人組』という公開ドラマをNHKでやっていた。昭和30年代中頃だったと思う。関西のコテコテのしゃべくりより東京の洒落の方が馴染み易い感覚がこの頃作られたと思う。
   三遊亭歌奴(名前が変わったはずだけど)、林屋三平など、古典より新作をやる落語家ばかり記憶に残っているけれど、江戸的長閑さの世界が、遠くなっていく気がする。

   

01/12/9

   心の病の特徴の1つに、他人の気持ちが分らなくなる、あるいは気にならなくなるというのがあると思う。   そのために周りの人々の心の波立ちについていけなくなる。周りの人にとってもこの人が何に興奮しているのか、何故沈んでいるのかが分らなくなる。故に気味悪く感じられる事もある。
   躁鬱病という病は特に気分の変化が激しい。ある本に『鬱の時には患者本人が泣き、躁の時には周りの家族が泣く』と書かれていたが、まさにその通りである。
   残念ながら自宅療養のできる軽い精神病に対応できる医療が特に田舎では少ない。施設はきれいになり、若い医者は現代医学を学んで来るが、重傷者の対応で手一杯のようである。
   初期治療が本人は元より社会の負担も軽くするという事実を見据えた医療計画が必要である。

01/12/4

   発泡酒の酒税を引き上げるなどという怪しからん議論を政府がしていたらしい。
   こんな事をしたら企業努力を無にして、益々日本の産業の生命力を枯らしてしまう。そもそも国のお金が足りないのは考え無しにお金を使ってきた事が大きい。外務省の無駄遣いがクローズアップされている中で、こんなくだらない事しか考えられない人間達に国の舵取りを任せておいて良いのだろうか。
   私はどちらかといえばビール好きだが、発泡酒でいいにしている。理由は単純で家計費の中の嗜好品の限られた予算の中でそれしか買えないからである。不景気の中で嗜好品に廻せるお金があるのはありがたい事だが、できれば各地の地ビールを飲み歩きたい!

01/12/1

   あっという間に12月。1年間が飛ぶように過ぎていく。
   新しいパソコンを買ってインターネットに繋いだのは去年の夏。まず、友人を相手にメールの練習をし、面白そうなホームページを読んだり、BBSに書き込んでみたりしているうちに、自分のホームページを作ってみたくなり、本を買い込んだりしていたのが今年の春。何とか企画を作って右往左往の末に立ち上げたのが、5月の末。
   お勧めのホームページ制作ソフトもまだ買えず、悪戦苦闘ながら半年が経った。それでも延べ4500名以上のお客さんが遊びに来てくれた。
   これからも私なりの、私の家らしい空間を整えて、皆さんとのおしゃべりを楽しんでいきたい。

 

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