ちょっとした感想   

07/9/28

   6月に時津風部屋のお相撲さんが死亡した。それが傷害致死事件ではないかと今になって騒ぎ出している。
   お相撲さんといっても亡くなったのは入門したての17歳の少年。事件の概要として言われている事は稽古のきつさに何度か逃げ出しているが最後に部屋に連れ戻された時に親方がビール瓶で殴りつけた上に兄弟子達にリンチを受け、その翌日の稽古中に亡くなったようだ。
   家庭に教育力が無くなっているという話も多いが、擬似家庭である相撲部屋、お前もかという気がする。
   もう1つ気になるのは、格闘技のプロ集団がほとんど素人といえる少年を死なせてしまった事だ。しかもビール瓶だ金属バットだと凶器が出てくる。しかも上位者であり体格体力とも勝っているものが大勢で弱い者に当たっているのが何とも理解しがたい。
   時津風部屋は農大卒のお相撲さんが何人かいるので、名門部屋だというだけでなく注目していた。それだけに大変残念である。

07/9/21

   よく晴れたので思い立って八王子まで墓参り。8時半頃に家を出て東名。足柄SAで、お茶と抹茶ドラヤキを仕入れる。ついでに飲むヨーグルトで一息。東名は順調だったが、厚木ICで出口ラインに並んで下の道に下りるまでに軽く10分。予定した以上の渋滞。どうせそのつもりなのでお茶を飲みドラヤキを食べながらながらノンビリと…。それでも何とか昼頃には墓に到着。
   石屋さんで花と線香を買ってまず家のお墓へ。すでに誰か来てくれたらしく花が上がっていた。軽く掃除をして線香をつけてお参り。そのまま親類のお墓に。こちらは出足が早く3組も花が上がっていた。花のお水を足してご挨拶。家の墓に戻るとちょうど線香が終わる頃になる按配。ざっと水で線香の灰を流してお昼を食べに。
   せっかくなので高尾山口の駐車場に車を入れてお蕎麦を食べに行く。冷やしとろろ蕎麦。江戸っ子を卒業してずいぶん経つので汁がかなり塩辛く感じたが美味しかった。
   さて、ここの駐車場料金、時間フリーのかわりに\1.000。せっかくなのでリフトに乗って薬王院まで行く事にする。木陰に入ると風は気持ちが良いがとにかく暑い。ちょうど水道工事中で工事車両が行き来していて歩きにくかったが、家族と猫達の健康と安全をお願いしてきた。少し降りた所に仏舎利塔があると大看板で宣伝をしていたので行ってみる。手前に修験道の修行の場があり、その奥に白いスマートな仏舎利塔が立っていた。タイから頂いた仏舎利が収めてあるそうだ。その仏舎利塔の周りを廻るように高尾山百観音お砂踏霊場がある。一つ一つ観音様が掘り込まれた石柱が立ち、その足元には多分その地の砂利や土を納めたケースがある。厳密には踏むわけではないが一回りしてお参り。さらにもう一回り、よく薬王院まで散歩をするらしい昼間の行灯さんが目の具合が悪いと書いておられたので回復祈願の代参。ご利益はあっただろうか。
   帰りは歩きで降りるつもりだったが、時間が押していたので帰りもリフト。遠くまで見通せて景色は良いが意外と降りる方が怖い。
   R20を相模湖まで行って中央道。ススキの穂が西日に光ってきれいだったが目が疲れる日差しの強さだった。御殿場から東名に乗り換え。日の落ちるのが早くなって暗くなった。それでも6時半頃には家に帰り着いた。

07/9/18

   自民党の総裁選は麻生氏で終りかと思ったら、始まってみれば福田氏有利だそうだ。
   お互いに批判をし合っても端から見ればどっちもどっちだが、失言したり言葉質を取られたりしないのは福田氏の方かもしれない。対外的にも総理大臣の突然の職場放棄はみっともない事だったし、それをリカバリーするには福田氏の方が安心感がある。
   だからといってこの日本を如何するという答えはどちらの発言からもイメージが描けない。
   私としては、日本人のほとんどがサラリーマン志向の今の時代が甚だおかしいと感じるが、その原因の1つが、農業や個人経営の商店・家内工業的な工場に対する税の問題があると思う。特に相続税は、さっさとその仕事を辞めてサラリーマンになりなさいというメッセージに他ならない。
   また、農業に関しては大規模化や産地の集積ではなく、各地で管理の行き届く範囲の規模で多品種栽培をする事で土地を健康に使いまわし地産地消を考える方が地域の活性化にも農家の活性化にも繋がると思うのだが。

07/9/16

   「どこにも行けないでストレスだ!」とわめくTANUKIに引っ張られて午後から富士の方までドライブをした。
   ところが東名を出て西富士道路を行く頃から雨、それもあっという間に洗車機の中に入ったような土砂降り。アップダウンの中をこわごわとライトを点けてワイパーを目一杯働かせて進むうちに雨が収まれば次は3連休の最中の観光地らしく渋滞。どこに行くわけでもどこを見るわけでもなくただ前方を注意するだけでクタクタ。さすがのTANUKIも渋滞に文句を言わずに大人しくしていたが、それはそれで腹が立つ。
   大渋滞の中、鳴沢の道の駅に入るつもりで入った右折ラインが1つ手前で、そこからそのままUターン。さすがに疲れてやっとの思いで本栖湖のドライブインに入りおやつ。普通の雨に落ち着いていると思ったのだが帰りも朝霧高原は前もろくに見えない土砂降り。幸い渋滞気味なので静々と列に並んで坂道を降りてきた。
   東名を降りる頃にはクタクタ、TANUKIが夕飯の支度はすると言うが、何が出て来るかいささか不安だったので近所のカレー屋さんにそのまま入り込んで、カレーを食べて帰ってきた。
   このストレス解消にどこかにドライブに行かなくては…。

07/9/13

   総理大臣が辞めたという事は次期総理大臣を決めるために自民党は総裁選に入る。総理大臣を辞めるとは言ったが自民党総裁を辞めると言ったかな?という気もするのだが…。
   マスコミによると麻生幹事長が最有力の候補だそうだが、自党の総理大臣をあんな無様な形で辞めさせてしまった責任は党のトップを預かる人の責任ではないかという気もする。
   ある意味旧態依然の自民党だが、次の政権が与野党の意向を無視してすぐに民意を問うための解散総選挙に打って出なければ、引きずられて自滅しない限り次の選挙は民主党有利になるのではないだろうか。すでに政治の世界も国民の意識も二大政党制に向かっているのではないだろうか。

07/9/12

   安倍総理大臣が辞任した。時間泥棒としか言いようがない。
   辞めるのならば参議院選に負けた時が辞め時だった。それから1月も時間をかけて内閣の交代、さらに一昨日、臨時国会を開会して、自身の所信表明だけを行なって今日からの代表質問を受けずに放り投げるなどまともな大人のする事ではない。さらにはその理由に小沢民主党代表と党首会談ができなかったなどと言うのは理屈にもならない。今日からの代表質問で国民の面前で正々堂々と議論すれば良いだけである。
   とにかくこのような大人気ないリーダーに国を引っ張られるのは国民として願い下げである。

07/9/10

   パソコンの調子がなんとなく悪いので、夏にドジをして悪戦苦闘した以前の設定ポイントまで戻してみた。
   基本的に上手くいったのかどうかは少し色々やって見ないと分からないのだが、ウィンドウズのセキュリティセンターはウイルスバスターが最新ではないと大騒ぎ、一方のウィルスバスターは新しい更新はないと頑張っている。
   もう1つ、設定ポイント以降に削除したプログラムがあるのだが、存在はボリュームごと主張しているがもう1度削除は出来ない。行き当たりばったりでやってしまったので、しばらくまた騒動が起こるかもしれない。
   習うより慣れろの部分があるが、次に同じような事が起こった時まで覚えていられないのが難点だ。

07/9/6

   ここしばらく記憶にない台風の接近。
   午前中に出かけようとしたのだが、土砂降りと風の強さに敗退。台風に伴うので風や雨の降り方に波があるので、買い物だけしておいた。午後の集まりは中止。
   午後には家に当たる風の力も強くなり、早々に雨戸を立て切った。悠々が家の西側のゼラニュウムの茂みの中に居るらしく声はするのだが、とうとう家には入ってこなかった。他の猫はさすがにみんな大人しくしている。
   朝、ゴミ出しにいったじいちゃんも、午後集団下校の付き添いをしたというTANUKIも濡れネズミで着替え。今日の風には傘はあまり役に立たない。
   今晩中にはこの辺りは通り抜けそうだが、被害が少ない事を祈る。

07/9/3

   就任1週間でまたまた農水大臣が交代。この人の場合、自分の政治資金のトラブルではなく自身が組合長を務めていた置賜農業共済組合(山形県米沢市)の補助金不正受給による引責辞任だが、自分がトップを勤める所の不祥事を3年も放っておいた人間にそれ以上の役が勤まるかという素朴な疑問がある。責任を取って組合長を辞めるなどと言わず大臣だけでなく国会議員も辞めてそちらの解決に動く事が本筋なのではないかと思う。
   さらに、元農水相と外務政務次官の領収書不正問題も出、元農水相は自民党を離党、政務次官は辞任する事で責任を取ると言うが、どれも傍から見れば詐欺行為で、責任を感じさらに政治家でありたいと言うのならば、せめて辻本議員のように1度議員辞職をして次の選挙に再チャレンジして欲しいものだ。

07/9/2

   農水省は大臣が次々とトラブルに見舞われてお役人も困っている事だろう。それも政策とはまったく関係の無い政治家としての政治資金トラブル。
   それでなくても農水省にはすぐにでも対処しなければならない問題が山積みしている。農地・里山などの保全をして国土・水を守る事、それでなくても低い農産物自給率を上げる事、そのためには日本の農林水産物を付加価値と共に世界に売り込むなど生産物の流通ルートを作る事など21世紀の日本のために考える事・するべき事が多々ある。その中では赤木前大臣が中国に日本米を売り込んだのなどは評価されるべき仕事と言っていい。
   大臣が居なくても仕事は出来るかもしれないが、その顔である大臣が次々と政争の犠牲で潰れていくというのは農政が軽んじられている証拠のように思われる。しかし、人間食べずに生きていく事は出来ないし、弥生時代以来、農業のための治山治水こそ政治そのものであったはずだ。

07/9/1

   『ひとがた流し』(北村薫・朝日新聞社)を読んだ。
   『月の砂漠をさばさばと』(新潮文庫)で小学生だったさきちゃんが高校生から大学へ。作家である彼女のお母さんとその女友達2人、その一方の娘の玲ちゃん、女5人のそれぞれの現在と過去を語りながら、時間とそれぞれの事件が流れてそれぞれの心が揺れていく。今回の主人公と言っていいのはアナウンサーの千波だろう。そして命と思いのバトンとしての彼女の飼い猫のギンジローがいかにも猫らしくて良い。
   縦糸の急激に死に至る病を思いっきり甘いラブストーリのオブラートで包んであるが、それぞれの持つテーマは重い。

8月    10月