ちょっとした感想   

08/2/29

   うるう年で1日多いだけでは追いつかないほど事件の多い2月だった。
   毒入り餃子事件は日中双方の警察関係者が協力や話し合いも含めて捜査しているが共通の土俵になかなか上がれない。マスコミの方もスッキリと犯罪捜査だとして話を進めれば良いのではないかと思うのだが、中国野菜の農薬問題などに話が流れてしまっている。それもそれで大きな問題だが、この2つは分けて考える方が良いのではないだろうか。
   イージス艦が漁船を真っ二つにして漁船の親子が行方不明の事件はイージス艦が直前まで自動走行で漁船団を確認しながら方向を変えようともしなかったらしいという事がわかっただけで、後から後から隠し事が出てくるばかりで、行方不明者は見つかっていない。もっと驚いた事には、日本を守るための自衛艦が日本近海の漁船の航行の状況をまったく知らなかったらしい事で、腹が立つよりもあきれ返っている。
   時津風部屋の事件は前親方ほかが傷害致死で起訴されたようだ。国技だと言うのならここできちんと膿を出して漢らしくシャッキリとした大相撲界になってほしい。
   そして国会は相変わらず不毛な数のおしくらまんじゅうをしているらしい。沈みかけている泥舟のような今の状況でこんな事をしていて良いのだろうか…。

08/2/26

   夜、志太常磐松会の拡大役員会を行なった。
   先輩が隣町の市長選に立候補したので何とか応援しようじゃないかという話し合いがメインなので、普段の役員メンバーと隣町で実際に動いている人達の集まりをセットした。何とか若い人達にも出てきてもらってという話なので、これを機会に本来のOB会活動にも若手を巻き込んでいければ良いのだがと思う。
   OB会の方は来月県支部の総会が浜松で、4月には志太常磐松会として焼津みなとマラソンを走りに来る農大陸上部の学生さん達を迎えての懇親会がある。日程が混んでしまいしかもそれぞれに会費も必要なのできつくなるが、色々と動いている中で輪が広がればそれも良いと思っている。
   ひな祭りも間近で会場のホテルのそこここに色々な雛人形が飾られていた。

08/2/24

   昔々、テレビのワイドショーと女性週間誌が大はしゃぎをした『ロス疑惑』というものがあった。ロサンゼルス郊外で日本人夫婦が銃撃され奥さんが亡くなったのだが、奥さんに異常に高い保険金が掛けられていたので保険金殺人ではないかと騒がれたものだった。この手の話題は余り好きでないのでその後どうなったかは今日のニュースで仕入れただけなのだが確か尻切れトンボで終わったはずだ。
   日本ではそれ以前に知人の女性に奥さんを襲わせた件で有罪判決が出たようだが、保険金殺人の方は実行犯が逮捕されなかった事もあり無罪になったようだ。それがここに来てアメリカでの捜査が動きアメリカ滞在中だった当時の旦那さんが昨日逮捕されたそうだ。アメリカでは殺人事件の時効はないそうで新たな事実が出てきたとの事だが、どんな証拠が出てきたのかは分からない。
   またしてもマスコミが古い事件にハタキをかけだしたが、沖縄と米軍の関係とか無謀運転をする自衛艦とか首都圏以外の国土の保全や食糧自給の問題など今もっと報道すべき別の事があるのではないだろうか。

08/2/19

   千葉沖でイージス艦が漁船にぶつかって漁船が真っ二つになり乗っていた親子2人が行方不明だそうだ。
   日本の軍艦は何故か漁船に良くぶつかる。設備の整っているはずの軍艦をのほほんと走らせてぶつけているようでは、いざという時に役に立つのかという疑問が起こる。海に出て船が動いている時にピシリと人が仕事をしていないで国民を害する軍艦などに大金を使うよりも国民を守るための税金の使い道が他にあるのではないだろうか。

08/2/16

   めったに無い事だと思うが、夕方にお通夜のダブルヘッターとなってしまった。
   一方はTANUKIの仕事仲間の母上、もう一方は隣組のご主人でこちらは本来ならばお手伝いをしなければならないのだが、まだお仕事も現役でそちらの付き合いが大きい事と菩提寺が近いのでという事で清水で行なわれた。
   そんなこんなでまず焼津の斎場近くのホールで行なわれたTANUKIの仕事仲間のお通夜に出、その足で清水まで行きご近所のお参りをした。焼津では人が集ってきた所であわてて失礼し、清水ではほぼ終わって人が散った所へ着いたのだが、受付は職場関係の方が大勢で取り仕切っておりずいぶん大勢の方がお別れに見えたようだった。

08/2/8

   時津風部屋の新弟子死亡事件は元親方と兄弟子3人が逮捕されて一段落となったようだ。
   格闘技のプロが人を死なす、しかも素人同然の子供を死なせてしまうというのは何とも情けのない話だが、最近の大相撲界全体の感情の歯止めの掛からないような細かな事件と連動しているのだろう。
   ところで日本の児童の定義は「18歳未満の者」をいう。つまりこの事件は児童虐待そのものでもある。相撲部屋が擬似家族だというのならば、指導者はその辺の事も考慮して、子供を一人前にするにはどうすれば良いかという基本にもう1度帰るべきだろう。
   もう1点、この問題で直接の加害者となった兄弟子達をはじめ部屋に所属するすべての人が、彼の死を抱えて生きていく事になる。関わらなかったでは許されないし、忘れてしまう事も許されないが、こだわりすぎて自分が生きていく立地点を失ってしまっては困る。亡くなった彼に恥じない生き方をして欲しい。

08/2/4

   今回の中国産餃子の農薬混入は、ニュースでははっきりと言わないが犯罪事件なのではないかと思う。もし、殺鼠剤や殺虫剤として持ち込んだものが混入したとの最終結果が出たとしても、それも本来の工場での使用は記録上していない訳だし、ある日の分にだけ高濃度に混入されているというのも事故としてはおかしなものだと思う。
   ヒステリックに食品問題として騒ぐよりも、粛々と日中双方の捜査当局の仕事を見る方が良いのではないだろうか。販売する食品に毒を加えるという事はどこの国でも犯罪として成立するのであろうから、中国の食品については国家としての中国側に安全を担保するような法体制なり検査体制を整えてもらう方が、入ってくる物に対して何が入っているか分からないという条件の元に検疫体制を整える(もちろんどの国のものに対しても平等に)よりも効率的だと思う。

08/2/1

   あっという間に今年も1月が過ぎてしまった。
   ところで農薬入り餃子以来の小売店の反応が気にかかる。混入原因がはっきりとしないので同じメーカーのものの撤去は分かるが、中国産、あるいは冷凍食品そのものをせっせと撤去しているようだが、皆さんそんなに自分の売っているものに自信が無かったのだろうか。最近の一連の食品偽装問題を考えると、そうかもしれないと思えて怖いものがある。

1月    3月