09/6/26
ようやくチビネコが家にやって来た。物怖じもせずよく動き回り、よく食べ、おとなしいなと思うとどこか隅にもぐりこんで寝ているらしい。
茶々は興味津々、しかしチビネコが私にくっ付いているので遠巻きにしていて私が振り向くとスーと消えてしまう。獣医さんに交代で口腔ケアに行ったみゆは、鎮静剤が効いて夕方帰ってきたのでしばらく迫力がなかったが、ようやく落ち着いたところを邪魔されて「シャー!!」とひとふき指導を出した。
年のせいでだいぶ歯の痛んでいたみゆが気掛かりでこちらについている間にチビさんはTANUKIが相手をしている。珍しくTANUKIを苦手にしないネコの登場だ。
新入りはトラ丸と名前をつけた。
09/6/19
本日は桜桃忌、太宰治の忌日だ。太宰治生誕100年でもあるのでブームになっているようだ。
亡くなったのが6月13日、発見が19日だったらしい。そしてこの6月19日は誕生日でもあるそうだ。自殺であるから死ぬ日を決めることも出来るわけだが、そこまで計算したものでもないだろう。
太宰治が亡くなったりのが三鷹の玉川上水、そしてお墓が三鷹の下連雀にあるので、桜桃忌は毎年多くのファンが集まるのを知っていた。しかし、私は教科書に出てきた『走れメロス』と『女生徒』くらいしか読んでいない。
09/6/15
朝っぱら獣医さんから電話がかかってきた。特に何もないはずだがなと思ったら「もう1匹ネコ飼えませんか?」というもの。レスキューされてきた子猫が無事に元気になったのだが、預かり期限の3日が過ぎると保健所行きなのだそうだ。茶トラの2ヶ月くらいの雄の子猫だそうだ。
見てからという訳で、しかしイソイソとご対面に。飼い猫の子猫が捨てられたのか迷ったのか、とても人懐こい。3日前に連れて来られた時は栄養失調で目も目やにで閉じてしまっていたそうだが、まだ目やには付いているが目も開き、元気に動き回ってじっとしていない。手足も大きいし尻尾もすんなりと長い。
甘ったれのくせに甘え下手の家の2匹とは大違いだが、大きさもここまで違えばトラブルにはならないだろうともらうことにした。もうしばらく治療をし、シャンプーや虫下しが終わった頃に連れてくる事になった。ネコに関しては我が家は先住優先主義なのでみゆと茶々が上手くOKしてくれれば良いのだが。
09/6/14
日本郵政社長人事の泥仕合は鳩山総務大臣が更迭されて一段落した。しかし、「正しいことが通用しなかったら潔く去るべき」とかっこ良く啖呵を切った鳩山氏の方に庶民の軍配は上がるのではないだろうか。
まず、議員は大臣といえども国民の代表である。「これはおかしい」と国民が思う事を言語化し適切な相手に説明を求めることは大切な仕事であるはずだ。
そして、郵政民営化以来、僻地ほど郵便局が不便になったこと、簡易保険の不払い、簡保の宿に無尽蔵に資金をいれて採算も考えずに建てた民営化以前の態度もさることながら、国民の財産である資産を二束三文で民間に売ることについても説明が丁寧になされるべきである。また、株主は国だということは国民皆が株主であるとも言えることで、社長は株主に対する説明責任を果たさなければならない。
そこへもってきて、障害者のための割引料金を使ったDM発送事件が厚労省に飛び火した。政府全体に国民に対する説明責任があるわけで、これらがうやむやになれば、株主であり有権者である国民の判断がどうなるかは次の選挙でこの国の民主主義が試される事になるだろうと思う。
09/6/8
茶々が甘えん坊になってきた。元々そんな性格だったようだが、我が家では母の布団の中と父の側ではおっとりとしていたが、それ以外は全身を緊張させていたのが、最近は私が部屋に座り込んでいても側に来るようになった。自分からは背中に頭突きをしてくるくせに捕まるのはいや、でも背中を撫でてやるともっと撫でろとばかりに頭をつけてくる。おかしなもので足を触ると捕まると大変とばかりに逃げていくが、お腹は撫でても文句を言わない。以前のスマートさはどこへやらのボテ腹になっているが…。
09/6/7
午後から気晴らしを兼ねて子生まれ温泉に出かけた。ずいぶん以前に1度行ったが、金谷方面から牧の原に行く道の途中とは覚えていてもR150を南下して行った事はない。まさに行き当たりばったり。車を走らせて南下するうちに曇っていた空から日がさしてきた。
しかし、TANUKIの勘もすっかり鈍り、「金谷に向かって行けば着くだろう」と大雑把に道を曲がったらすっかり迷ってしまった。遅まきながらそこでカーナビを頼ったのだが、気が付けば相良からは反対方向に離れて富士山静岡空港のために出来た新しい道路に出た。便数の少ない空港だが、今まさに着陸しようと入ってきた飛行機とご対面。田舎道の所々に案内も担当するらしいガードマンが見学の車を捌いていたが、今しばらくはそんな人気も続きそうだった。
さて、カーナビが連れて行ってくれたのはすれ違いも大変そうな細道の中、神社の鳥居の前で「目的地が近付きました。ここで案内を終わります。」どうやら、元々の温泉はこちらにあったようだが、これではしかたがない。カーナビを仕切り直しにセットして改めて出発。ようやく牧の原の見慣れた道に出て温泉にたどり着いた。
ここの温泉は本物。ねっとりとした肌触りがありあまり熱くはない。小さな露天風呂は日が当たりすぎていたが、内湯も普通の温泉と薬湯(どくだみ湯だった)、サウナもある。そろそろ空き始める時間帯でゆっくりとお湯に浸かることができた。
誕生日だし温泉の後はTANUKIにリラクゼーションルームでマッサージでもおごらせようともくろんでいたのだが、道に迷って時間が押してしまったため自前で10分\100のマッサージチェア。ついでにお茶ソフトを食べながら競馬の安田記念をテレビで見て、ウォッカの鋭い走りを周りのおじさん達と楽しんだ。
09/6/5
栃木県足利市で1990年、当時4歳の女児が殺害された「足利事件」でで犯人とされ無期懲役が確定し、服役中だった菅家利和さんが釈放された。当時のDNA鑑定の精度が低かったために起きた冤罪だった。(現在の鑑定で別人と出た)
裁判員制度が始まろうとしている時、科学的だといわれる資料さえ、20年近く経てば精度の低いずさんなものといわれる。日本のマスメディアは容疑者が捕まるとどっとその方向で犯人に祭り上げる傾向がある。
裁判中の毒入りカレー事件の容疑者も時間の可能性だけで本人は否認している。
はたして我々は裁判員になった時、正しい情報を識別して正しい判断が下せるのだろうか。
09/6/2
ニュースによると京都教育大学で3月に強姦事件があった。
運動部合同の追い出しコンパの席だったという。プライベートな飲み会ではなく、所属する学生達にとっては参加するべき場だったはずだ。学生の飲み会なので場がある程度乱れるのはしかたがない。しかし、許せないのはアルコールに慣れていない未成年の1年生を酔いつぶして集団で暴行したことだ。しかも教育大の3・4年生がである。教員を目指している学生が多くいるはずの学校で事件が起き、さらにはこの問題が被害者が警察に訴えるまで表に出なかった事だ。
学校側の態度はどう考えてもペナルティで各運動部の対外試合が停止されるのを恐れての事で、被害者はもとより加害者やその場にいた学生を教育するという学校の目的を分かっていないのではないかとしか思えない。自分の保身しか考えない学校が自分の欲望しか考えない学生を育て、その学生がやがて教員になり子どもを指導する事を考えるといよいよこの国の未来が心配になる。
09/6/1
青鷺のたたずむ畦や風そよぐ DORA