ちょっとした感想   

23/6/28

   歌舞伎の世界はさっぱり分からない。そもそも演劇というものにも興味があまりない。それでもこう毎日のように市川猿之助の一家心中のニュースが続くと心理学の方面から考えさせられる。
   もし本当に今回の事件が女性誌のスキャンダル報道に端を発していたのならば、その絶望は本人よりも母親の側だったのではないだろうか。彼女は大看板を支える女将としても仕事をされておられるだろう。しかし、夫であり父親である段四郎氏は体調が悪化され介護の日々だったようだ。しっかり働いているはずの期待の息子はスキャンダルのターゲットになった。「よくあること」「有名税」といなす事が出来なかったのは、そのセクハラが同性に向いていた事ではなかっただろうか。家のDNAが次につながる事が無いという絶望感があったのではないだろうか。
   狭い世界の中では「あの人はああいう人」という密やかなやり取りはあっても、なかなか表には出ないものだ。それが出たという事は、身近な誰かに相当の恨みをかうか、あまりに大っぴらで外からの顰蹙をかう事態になっていたという事だろう。
   役者という表舞台に立つ者として、円満でなくても、型破りでも、技術だけでなく見る者に愛されるキャラを持たなくては続かない。また幼子のように自分の周りの人の好き嫌いで舞台を作っていく様子は、周りの役者さんなどから女将にの耳にも入って来るだろうから、それもまた大看板を支える女将としてのプレッシャーになったのではないだろうか。

23/6/21

   マイナンバーカードについては賛成の立場でここでも意見を書いてきている。しかし、見事に混乱した現実を見ると、河野大臣ハッパをかけ過ぎたなと思わざるを得ない。ついでに言えば役所の職員や官僚の質も落ちているのか…。
   「急ぎましょう!」「やりましょう!」と鞭をふるった結果、利用者の最も身近で手続きをする人達の理解が追いつかない事になってしまった。何しろ0歳児から寝たきりや認知症のある超高齢者にまで持ってもらわなければならないカードなのに、スマホやパソコンを使い慣れている若い人を基準にポイントで釣ってスタートをさせてしまった。
   特に保険証を中心に使う事を考えれば、そもそも顔写真など何故必要?だし、暗証番号など覚えていられる人ばかりではないし、掌紋認証などの生態認証の方が間違えがおこらないのではないかと思う。
   1人の人に山ほどの検査や薬を出しても、その本人にとっさえうありがたくはない状況で余分なお金が使われているのは、大赤字の国家財政を考えればおかしなことだ。そのような医療費や薬価のブラックボックスを精査するのにもマイナンバーカードに1本化するのは良い手段だと思う。
   問題は間違えが起こりずらく、間違えがすぐに解消されるようなシステムを優秀な官僚の皆さんが早く作る事だ。
   ところで先日、運転免許の書き換えに警察に行った時に「暗証番号を作って下さい」と言われた。その内にマイナンバーカードに統合することを想定しての事だろうが、厚労省の中だけでも大騒動なのに、果たして次の免許書き換えまでに統合する事ができるのだろうか。

23/6/7

   ついに来ました70代。古稀と言われてもそんな年になった自覚はないのだが…。
   思えば両親ともタフだった。この年の頃にはまだ大阪や奈良、岡山へホイホイと出かけていた。もっとも出かけたら10日から1月は滞在していたが…。こちらは岡山1泊強行がまだたたっている。
   それでも周りの人に恵まれての70年だった。
   長く生きた知恵などはないが記憶は残っている。それが役立つ世の中かどうかは分からないが。

23/6/5

   総理公邸で岸田総理の秘書だった息子が親族で忘年会を開いて不適切な写真が流失したと騒ぎになっている。忘年会そのものは総理夫妻も参加していたようで、今現在の住居であるからには、そういう事もあるかもしれない。そうなると息子のせいにして息子の秘書官の立場を首にすれば良いという問題なのかとも思うのだが…。
   それよりも岸田家のしつけの悪さが気にかかる。そういう場で「せっかくだからテレビに映る公的な場所を見たい」という事はあるだろう。しかし、若いと言ってもいい大人が、そこで行儀悪く寝転がってものを食べて写真を撮り、なおかつそれが外部に出たというのが信じられない。誰かが「迷惑になるからよせ」と言えなかったのだろうか。他の写真についてはインターネットのない時代なら、見せられた人が多少顔をしかめても、うらやましがってもそれほど問題もないような気がする。
   総理大臣という公的な立場は一挙手一投足を見られている。結果として側にいる家族も同様に人々から見つめられることになる。今や思わぬ方向から視線を向けられることもあるという事を、周りの人々も含めて心してほしい。

23/6/4

   ようやく新しいスマホに慣れてきた。もっとも使いこなしているかと言われれば、全然なのだが…。
   そもそも本来は携帯電話から始まったもののはずだが、いまだに1回も電話をかけていないし受けていない。ほとんどがメールやラインなど文字情報で入って来るし出ていく。それならパソコンがあれば十分なのだが(スマホの文字は打ちにくいし)、チョコっと情報確認をするのにはスマホの方が便利なのだから困りものだ。
   電話そのものも、営業電話以外ほとんど来ないし、電話で話をするという機会がずいぶん減っているように思う。

23/6/3

   昨日は台風2号に刺激された前線が線状降水帯を作り、間欠的に土砂降りとなる1日だった。
   テレビ画面だけでなく、スマホにも注意報・警報・避難指示など、ニュース画面、LINE、メールと次々と入ってきて賑やかだった。
   幸い我が家は何事もなかったが、市内でも土砂災害の恐れや川の増水で避難指示や高齢者等避難の情報が出た。それより何より、新幹線をはじめ鉄道がかなり広い範囲で止まったし、大井川鐡道は昨年の台風被害からの全面復旧もできない内にまた土砂が崩れたそうだ。東名・新東名の高速道路もストップした。
   梅雨が始まったばかりのこの時期にこの雨は本当にビックリした。

23/6/1

   5年ぶりに運転免許の書き換えに行った。
   書類を書けば、簡単な視力検査と写真を撮るだけ。いつもならボ~と1時間近く見せられる交通安全の映像は高齢者講習をやってあるのでそれで良いそうだ。更新手数料に交通安全協会の会費を取られて結構な額になるが、これで後5年、何事も無ければ運転ができる。
   ところで、交通安全協会の会費は以前は当然のように取られていたが、最近はお願いベースになっているようだ。無駄遣いはしてほしくないが、税金ベースではできない細かい所で、安全のためにお金を使ってくれるのならば、それで良い。

5月    7月